外国人の方が所有者となる建物表題登記

建物登記
土地家屋調査士 安井功
土地家屋調査士 安井功

こんにちは、土地家屋調査士の安井です。今回は外国人の(日本に住民票が無い)方が所有者となる場合の建物表題登記について解説します。レアケースですが、今後はこのようなケースも増えてくるように感じますので、ご参考になれば幸いです。




1.表題登記の必要事項

1-1.宣誓供述書

今回、私が経験させていただいたのは、フランス人(フランスに住居がある方)が日本(大阪府堺市)の新築建売の建物を購入されたケースです。

通常の建物表題登記に必要となる書類は、

・住民票
・委任状
・所有権証明書類(建築確認書、引渡証明書など)
となります。

フランスには住民票が無いのでそれに代わる書類として「宣誓供述書」が必要となります。宣誓供述書のサンプルは以下のようなものです。
もちろん、宣誓供述書はフランス語で記載されていますので、このまま申請書に添付するわけにはいきません。つまり、翻訳が必要となります。以下の翻訳した書類も添付します。




1-2.パスポートの複写

宣誓供述書の他に旅券(パスポート)のコピーを添付します。なお、パスポートのコピーには、本人に「本写しは旅券の原本と相違ありません」と(フランス語でも可、翻訳必要)書いていただき署名してもらいました(日付も記入)。

そして、申請書代理人である土地家屋調査士も奥書をしました。

今回は、パスポートのサイン(署名)と宣誓供述書のサイン(署名)が異なっていた、念のため両方のサインをいただきました。

1-3.委任状

通常、委任状には住所、氏名、押印をいただきます。今回は外国人の方なので、住所はカタカナで記載し括弧書きでローマ字表記の住所を記載しました。氏名もカタカナで記載し括弧書きでローマ字表記で記載しました。

宣誓供述書の住所や氏名にはダイアクリティカルマーク(発音記号)が付くこともありますが、パスポートは英語表記なのでパスポートの表記のとおり記載しました。

それと、本人の署名をいただき、認印も持っておられたので押印もいただきました。

2.登記申請書

表題登記の申請書は以下のように記載しました。

申請人の住所はカタカナで記載、氏名はカタカナと括弧書きでローマ字も入れました(ローマ字は無くてもいいのかもしれません)。

 

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