土地家屋調査士と測量士の違いは?

測量

Q.測量や登記を行う調査士と測量士の違いは何ですか?

土地家屋調査士も測量を行うそうですが、測量士とはどのような違いがあるのでしょうか?

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A.境界や登記に反映する測量は土地家屋調査士の業務です

測量士(そくりょうし)は、国家資格を持った測量の専門家です。土地家屋調査士も測量を行いますので混同している方も多いようです。
そもそも「測量」とは、地面上の点の位置関係を決めるための技術や作業のことをいいます。機器を駆使して土地を測ったり地図の作成などを行います。国や公共団体が行う「基本測量」や「公共測量」といった測量業務に技術者として従事する場合には、測量士又は測量士補の国家資格が必要です。
測量士及び測量士補の違いについては、「測量法」という法律に次のように書いてあります。
「測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する。」
「測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する。」
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一方、土地家屋調査士ですが、法律(土地家屋調査士法)によれば、
他人の依頼を受けて、「不動産の表示に関する登記について必要な土地又は家屋に関する調査又は測量」を職業として行うのが土地家屋調査士です。

土地家屋調査士は、土地境界の確認や登記をするための専門家ですので、「登記手続を前提とした測量は土地家屋調査士が行うことになっている」というわけです。
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