測量の便利グッズ〜トランシーバーよりBONX、サイクリング(ロードバイク)やランにも

測量
土地家屋調査士 安井功
土地家屋調査士 安井功

こんにちは。土地家屋調査士の安井です。

今回は、現場での測量の時に使用できる便利な商品のご紹介です。お仕事だけでなく、レジャーやサイクリング(ロードバイク)、ランニングでも使えそうなアイテムなので是非、ご検討ください。

1.BONXを見つけたきっかけ

測量現場では2人以上で作業するため、相手との会話が大事になります。静かな環境では100mくらい離れていても相手の声は聞こえますが、車の通行量が多い場所や雑踏の中では相手の声が聞こえず、ストレスになることも多々あります。

今まで、雑踏の中での測量では「トランシーバー」を使用していました。トランシーバーでは下のようなデメリットがあります。

・通話の距離が短い
・操作が手間
・コードが邪魔
・相互通話ができない

そこで、もっと便利なものはないかとネット検索していたところ
見つけました❣️ 

BONXという商品です。




2.BONXとは

BONXは、上の図のとおりスマホのソフトとイヤフォンが商品となっています。測量の時はトータルステーション(測量機械)を操作する側と先手(プリズム)側がひとつづつBONXを耳に装着します。

そして、ネット回線を通じて(パケット通信)で接続して会話できるという仕組みです。LINEの通話機能をイメージして貰えば良いかと思います。

3.測量でのBONXのメリット

3-1.通話できる距離が無制限

BONXはネット通信(LINE通話のイメージ)なので、トランシーバーのように「100mまでしか使用できない」といったことがありません。

3-2.双方向通話が可能

BONXはトランシーバーとは異なり、双方向の通話ができます。電話での通話と同じ感覚なんので、会話もスムーズです。

3-3.ノイズフィルター機能あり

測量現場では、車や雑踏の騒音がつきものです。BONXにはノイズフィルター機能がありますので、雑踏は消してくれます。話し声だけ伝わるので会話も聞き取りやすいです。先手が走っても息切れの「はあはあ…」も拾わないようになっています。




3-4.データ使用量も少ない

LINE通話では、会話をしている時はもちろんのこと、会話をしていない時でもデータ通信量(パケット)がかかります。なので、LINE通話をトランシーバー代わりにするのはデータ通信量がかかりすぎてしまいます。
しかし、BONXでは何と会話をしていない間はデータ通信量がかからないため上図のように80%も節約になるようです。お財布にも優しいですね。

3-5.自動再接続機能あり

携帯電話キャリアや現場環境によって電波が不安定になり、接続が切れてしまうことも考えられます。通常のデバイスでは一旦、電波が途切れると切れっぱなしになります。その際はスマホを取り出して手動で接続しなければならず、面倒なものです。
しかし、BONXは一度接続が切れても自動で再接続するので煩わしい操作が不要です。山間の測量などでも使えそうですね。

3-6.無料版で10人まで同時通話

広大な土地の測量現場では4〜5人で境界杭の設置測量などの作業をおこなうこともありますね。BONXのアプリは無料版で10人まで使用できるので、リーダーからの指示が的確に他の方々に届くので作業効率もアップします。




4.BONXの種類

BONXの種類は以下のように3種類です。測量現場で使用するなら真ん中の「BONX GRIP」が良いと思います。通話できる時間が長く、ハードに動き回っても耳から外れにくくなっています。水路を飛び越えた着地衝撃でBONXが耳から外れ、川に流されてしまう心配もありませんよね。

5.BONXを購入&使ってみた

早速、「BONX GRIP」を2セットを購入しました。1セットで上の写真の物が入っています。耳につけるアダプタは耳のサイズによってSMLの3種類、耳穴に入れる突起物はMLの2種類がセットになっていて使用する人の耳に合わせてアダプタを選ぶようになっています。

スマホとの接続はBuletoothなのでコードがなく快適です。アプリケーションも下の写真のとおりわかりやすく無駄なものはない感じになっています。

6.BONXはどこで購入?

BONX GRIPの2個セットです。最初の導入はこれが良いと思います。

BONX miniは追加で利用するのもありだと思います。ただし、使用できる時間が短いので長時間かからない現場作業なら大丈夫だと思います。紛失にはご注意ください。

BONX boos1です。耳のフィット感が良すぎて長時間使用すると耳が痛いというレビューがあります。これがストレスになれば嫌ですよね。

使用する人を変えてBONXを使用する場合は衛生面を考えて、アダプターも用意したほうが良さそうですね。他の人が使った後のBONXをそのまま使用するのは些か抵抗がありますので。



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